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医療事件とは?

医療に関する紛争一般を医療事件といい、主には医療行為に関連した民事事件と刑事事件があります。そのほかにも、患者さんに対する未払いの診療報酬を請求する事件や、迷惑行為を行う患者さんに対する損害賠償請求、極まれですが退院しない患者さんに対し退院を求める裁判などもあります。

ここでは、医療過誤などといわれる医療行為に関連した民事事件と刑事事件についてご説明します。

民事事件と刑事事件の違い

民事事件とは、一般私人間の紛争を解決する手段で、医療事件においては、医師の行った医療行為に問題があり、それによって患者さんが死亡したり傷害を負ったりしたなどとして、損害賠償金の請求を求める形で行われるのが通常です。他方、刑事事件とは、犯罪を犯した者に対して懲役刑や罰金刑といった国家による制裁を行うか否かが問題となる事件です。

医療事件においても、医療行為によって患者さんが死亡したような場合には、業務上過失致死罪(刑法第211条)が問われ刑事事件となることもあります。

民事事件については、医師賠償責任保険に加入し、医療事件の取り扱いに精通した弁護士に依頼をすれば、日常診療への大きな影響なく解決することができますが、刑事事件については、逮捕・勾留されればそもそも診療行為ができませんし、有罪判決がでれば医師免許の取り消しや停止といった処分もでるため、医療機関や医師個人への影響が非常に大きく、絶対に避けなければなりません。

弁護士に相談するメリット

医療事故があり、民事事件が生じた場合には、患者やご遺族との対応が必要となりますし、刑事事件となった場合には、警察や検察との対応が必要となります。民事事件では、医療事故が発生した直後にどのような説明を行いどのような対応を行うのかが、紛争解決に多大な影響を与えます。また、示談など金銭的な解決する場合にも、適切な金額の算定や示談交渉が必要となります。他方、刑事事件でも、警察や検察でどのような説明をするのかが非常に重要になってきますし、特に医師が逮捕・勾留されている場合には、医師の精神的なサポートも必須となります。

こういった対応は、法的な知識や経験が不可欠となってきますので、医療機関や医師個人で行うことは大変なことですし、日常診療に与える影響も考慮すると専門家に任せるべきです。

このように、患者やご遺族との間でトラブルが発生したり、警察や検察から事情を聞かれたりした場合には、速やかに、医療事故に精通した弁護士に相談してください。迅速で適切な対応を行うことで、最終的な結果が大きく変わってきます。

顧問弁護士の重要性

医療事故が発生した場合には、速やかに医療事故に精通した弁護士に相談すべきことは先に述べたとおりですが、普段から皆様の医療機関や先生方のことをよく知っている弁護士の方が、より迅速により適切に事案解決を進めることができます。また、そもそも、医療事故をゼロにすることはできませんが、日常からの対策を講じることで、紛争化することを防いだり、紛争化した際のディフェンス力を高めることが重要です。

問題が起こってからスポットで弁護士を探し依頼するのではなく、日常から相談のできる顧問弁護士の活用を、是非、検討ください。大阪A&M法律事務所は、代表弁護士が現役の医師でもあり、大阪大学医学部の大学院で医療安全の研究も行っておりますので、医療事故についての紛争対応のみならず、紛争予防を含めた医療安全へのアドバイスを行うことも可能です。医療機関様からの初回相談は、無料相談とさせて頂いておりますので、まずは、お気軽にご相談ください。

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